【認定試験対策】財務会計(FI)4-3.変更管理

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概要

変更管理について解説する。

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カスタマイズ、トランザクションコード

  • FB02 – 伝票変更

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変更管理

SAPでは、一度登録したマスタや伝票の制御について、変更管理と呼んでいる。マスタの登録項目を変更できるのか、変更した日付やユーザを管理する、といった内容を指す。

会計伝票の変更管理について

会計伝票の一部の項目は、伝票登録後に変更が可能である。変更できる項目は、以下のとおり。

伝票ヘッダ・参照番号
・伝票ヘッダテキスト
伝票明細・ソートキー
・テキスト項目
・支払条件
など

金額項目や転記キー、勘定コードなど、後続の伝票に影響を与える項目は変更できない。また、伝票項目を変更すると、変更日時、変更者、変更前後の値など履歴が残る。

伝票変更のルール

会計伝票の変更できる項目について、勘定タイプ、取引クラス(特殊仕訳タイプ)、会社コードごとに制御することができる。たとえば、「A会社ではソートキーを変更できるが、B会社では変更できない」といった設定が可能。

また、設定した勘定タイプ、取引クラス(特殊仕訳タイプ)、会社コードごと伝票変更が可能となる条件を指定できる。たとえば、「変更対象の明細が消し込まれていない場合のみ変更可能」といった設定が可能。

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カスタマイズ操作方法

ソートキー項目を変更不可に設定する

まず、ソートキーが変更可能な項目であるか確認する。

  1. 会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票>変更(Tr-Cd:FB02)を選択する。
  2. 前回財務会計(FI)3-5.会計伝票の登録で登録した伝票を指定し、明細項目のソートキーが変更可能であること(白色のセルになっていること)を確認する。

伝票タイプS(総勘定元帳)のルールを変更して、ソートキーを変更不可に設定する。

  1. SPRO>財務会計>財務会計共通設定>伝票>伝票変更ルール>伝票変更ルール – 明細 を選択する。
  2. 「新規エントリ」ボタンを押下する。
  3. 以下のデータを入力し、保存する。
項目名BSEG-ZUONR
勘定タイプS
特殊仕訳タイプ空白
会社コード空白
項目変更可能空白

各項目についての詳細は、以下の通り。

勘定タイプ勘定タイプごとに伝票変更ルールを定義する。
※指定必須
※勘定タイプについての詳細は、こちらを参照。
取引クラス取引クラスは、手形や前受/前払金などの特殊仕訳取引を指定する場合に
利用する。
会社コード会社コードを入力することで、適用範囲の会社を絞ることが可能。
会社コードが空白の場合、すべての会社コードに適用される。

まず、ソートキーが変更可能な項目であるか確認する。

  1. 会計管理>財務会計>総勘定元帳>伝票>変更(Tr-Cd:FB02)を選択する。
  2. 前回財務会計(FI)3-5.会計伝票の登録で登録した伝票を指定し、明細項目のソートキーが変更不可であること(グレーアウトになっていること)を確認する。

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テーブル

テーブルID内容説明備考

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演習問題

※複数回答の設問あり。
※答えはドラッグすると見れる。

伝票変更のルールは、どの単位で設定することが可能か。

A. 勘定タイプ
B. 伝票タイプ
C. 会社コード
D. 取引クラス
E. 転記キー

正解:ACD

伝票ヘッダで変更可能な項目は次のどれか。

A. 伝票タイプ
B. 参照番号
C. 伝票ヘッダテキスト
D. 伝票日付

正解:BC

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