収益性分析における難解モンスターのひとつ。PA伝票が転記されるとき、特性の誘導方法を設定できる。
誘導タイプ
誘導の種類(誘導タイプや、誘導ステップという)は、以下のとおり。
- 誘導規則:PA特性を条件に、他の特性を決定する。
※条件から特性を決定するためのテーブルは、ユーザが定義できる。
定義されたテーブルは、SAP内にDBとして登録される。 - テーブル検索:SAPのDBを検索し、項目値を取得する。
※SQLで、SELECT句、WHERE句、INTOを指定するイメージで項目の取得が可能。 - 移動:固定値を入力、または別の特性をコピーする。
- 決済:該当項目をブランクにする。
- 拡張管理(カスタマ拡張):誘導ロジックを独自にプログラミングする(Exit)。
※誘導ロジックは、「属性タブ」で指定する。
ロジックの中身は、CMODで確認する。 - カスタマ階層(得意先階層):カスタマ階層特性を使用することができる。
それぞれの誘導タイプで、定義、条件、属性を定義する。
- 「定義」タブ
- 誘導規則、テーブル検索、拡張誘導の場合:
誘導ロジックを定義する。
※変数のGLOBALは収益性分析に流れてくるデータだと思われる- 元項目:テーブルの検索条件。WHERE句のイメージ。
- 目標項目:取得する項目。SELECTのイメージ。
- 移動の場合:
元項目:他の特性をコピーする場合に利用。コピー元の特性を指定。- 定数:固定値を入力する場合に利用。
- 誘導先項目:固定値、もしくはコピーした特性の入力先。
- 決済の場合:
- 発生源:ブランクにする特性を指定。
- 誘導規則、テーブル検索、拡張誘導の場合:
- 「条件」タブ
誘導ロジックが走る条件を指定。 - 「属性」タブ
主に拡張管理で利用する。Exitのロジックを指定する。
※特性誘導は上から順番に実行される。複数の条件に該当する場合は、複数回上書きされることになる。
※「テスト」ボタンを押下することで、特性誘導のどのロジックを通るか確認できる。
コメント