品目階層(製品階層)とは
概要
品目階層(製品階層と呼ばれることもある)は、品目を階層構造で分類し、情報を整理・活用するための重要な項目。品目階層は品目マスタの「基本ビュー(MARA-PRDHA)」と「販売ビュー(MVKE-PRODH)」の両方に保持可能であり、主に販売管理や価格設定で頻繁に使用される。
会計においては、レポーティングの項目として利用することが多い。
また、品目階層のという名の通り、階層構造を持つことができる。
データ例
品目階層の具体例として以下のデータ構造を挙げる。
品目階層マスタ
品目階層 | レベル | テキスト |
---|---|---|
10001 | 1 | 飲料 |
1000100002 | 2 | コーヒー関連 |
100010000200001 | 3 | コーヒー豆 |
CO-PAでの活用
品目階層は、CO-PA(収益性分析)においても重要な役割を果たす。多くの場合、品目階層コードは「AAAAABBBBBCCCCCCCC」のように階層構造で利用される。ただし、このままでは階層ごとの集計が難しいため、第一階層(AAAAA)や第二階層(BBBBB)のように特性を分けてEXITで転記する設定が一般的。
カスタマイズ
品目階層の設定は、以下のトランザクションコードで実施します。
- V/76 – 品目: 品目階層
テーブル
品目階層を管理するための主なテーブルは以下の通りです。
テーブルID | 内容説明 | 役割 |
---|---|---|
MARA | 一般商品データ | 製品階層(PRDHA)に割当した品目階層を保持 |
MVKE | 品目の販売データ | 製品階層(PRODH)に割当した品目階層を保持 |
T179 | 品目: 品目階層 | 製品階層(PRODH)が品目階層の項目 |
T179T | 品目: 製品階層: テキスト | 品目階層のテキストを保持 |
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