【認定試験対策】財務会計(FI)10-10.固定資産-年度末処理-

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概要

固定資産管理について、年度末に実施する処理を解説する。

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カスタマイズ、トランザクションコード

  • ASKB – 定期記帳
  • AJRW – 会計年度変更
  • FAGLGVTR – 残高繰越
  • AJAB – 固定資産管理の年度末処理
  • OAAQ – 会社コードの年度末処理削除

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年度末処理

年度末に実行する処理は、大きく3つある。

定期記帳:ASKB

定期記帳は、資産価額を総勘定元帳に転記するためのプログラム。

ここで、10-1.固定資産-組織構造->総勘定元帳へのデータ連携(総勘定元帳との統合)の内容を思い出していただきたい。

まず、固定資産管理で扱う金額は、減価償却と資産価額の2種類であった。資産価額のG/Lへの連携タイミングについては、定期的な連携が選択できた。この定期的なG/Lへの連携(つまりFI伝票登録)を行うのが定期記帳である。年度末処理として、資産価額のG/L連携を行うために定期記帳を実施する。

なお、S/4では定期記帳が不要になっている。これは、資産価額のG/L連携方法が、リアルタイムor直接(ほぼリアルタイム)に限られたためである。

翌年度の会計年度をオープン:AJRW

※締める年度を「当年度」、その翌年を「翌年度」と記載する。

翌年度の会計年度をオープンする処理を、会計年度変更という。プログラムは、RAJAWE00(Tr-Cd:AJRW)。

なお、S/4では、会計年度変更はFIの残高繰越(Tr-Cd:FAGLGVTR)に統合されている
参考:S/4 HANA- New Asset Accounting – Considering Key Aspects

当年度の会計年度をクローズ:AJAB

当年度をクローズする処理を、年度末処理という。償却費の記帳漏れがないかなどのチェック処理がかかる。

また、クローズした年度を再度オープンするには、専用のトランザクションを実行する。

年度末の処理まとめ

年度末の処理を時系列でまとめると、以下のようになる。

【例】会計期間:4/1~3/31の場合

実日付オープン期間処理
2000年度3月2000年度4月~2000年度3月2001年度をオープン
2001年度4月

 
2000年度4月~2000年度3月
2001年度4月~2001年度3月
 
①定期記帳
②決算処理終了
③2000年度をクローズ
2001年度4月2001年度4月~2001年度3月・・・

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カスタマイズ操作方法

年度末に実施する処理については、特に解説ポイントがないため、トランザクションコードの記載に留める。

  • 定期記帳:ASKB ※S/4では不要
    • SAPメニュー>会計管理>財務会計>固定資産管理>定期処理>定期記帳
      ※定期記帳に必要なカスタマイズ:SPRO>財務会計>固定資産管理>総勘定元帳との統合>総勘定元帳への定期的な取得価額転記>指定: 資産価額定期記帳の伝票タイプ
  • 翌年度の会計年度をオープン:AJRW、FAGLGVTR
    • SAPメニュー>会計管理>財務会計>固定資産管理>定期処理>会計年度変更
      ※S/4では「繰越残高 – セントラル FI(Tr-Cd:FAGLGVTR)」となっている。
  • 当年度の会計年度をクローズ:AJAB
    • SAPメニュー>会計管理>財務会計>固定資産管理>定期処理>年度末処理>実行
  • クローズした年度の確認、クローズした年度の再オープン:OAAQ
    • SAPメニュー>会計管理>財務会計>固定資産管理>定期処理>年度末処理>元に戻す>会社コード全体

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テーブル

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演習問題

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