内定後に給与UPは可能!?給与交渉した結果

升本
升本

ERPパッケージベンダー(≠SAP)から大手事業会社に転職したAさんにインタビューしました!

Aさんは、SAP業界への転職も検討し、内定ももらっていました。
その際、内定先の会社と交渉し、給与UPのOKをもらっています
今回は、転職活動における給与交渉の成功ポイントをお聞きしていきます。

また、後半では、事業会社(BtoC)から見たERP・SAP業界(BtoB)についても見解をいただきました

■こんな人におすすめ
 ・転職での給与UPのポイントについて知りたい
 ・SAP業界以外への転職、キャリアを検討している

■この記事で理解できること
 ・内定した企業からの給与交渉について
 ・SAP業界でのキャリアが、SAP以外でのプラスになるのか

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転職時の経歴を教えてください

・20代後半
・ERP歴(※):4年(人事、会計、SCM)、顧客ヒヤリングから設計、開発、テストまで
・プログラミング能力:Java、JavaScriptを4年
・年収:630万円
(※)パッケージベンダー(SAP業界のSAPジャパンにあたる会社)に務めていました。

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転職の顛末を教えてください

内定をもらった会社は2社です。

A社大手事業会社年収:720万円BtoC製品(≠SAP)←入社決定
B社日系ベンチャー年収:730万円SAP導入支援

最終的に、BtoC製品を扱うA社に決めました。
現職が年収630万円だったので、100万円弱のUPですね。

希望年収については、「現職以上で」とお伝えすれば、どの会社も現職+100万くらいでオファーしてもらえました

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どの転職エージェントを使いましたか?各転職エージェントのイメージを教えてください

私が使った転職エージェントは、ビズリーチのみです。

  • ビズリーチ

ビズリーチは、情報収集の目的で登録しました。

ただ、エージェント担当者がハイエナのように飛びついてきて、勝手に求人募集にエントリーをしていたり、私に対して都合悪い情報は隠したりと、良い印象はありません。

中には、丁寧にアドバイスしてくれるエージェント担当者もいました。私のタイプを理解したうえでアドバイスいただけたので参考になることもありました。

エージェント担当者の話を鵜呑みにするのではなく、利用する意思が大切だと気付きましたね。求人情報や交渉術を聞き出すなど、目的をもって利用した方がいいです。

升本
升本

転職においてエージェントの利用は必要ですが、転職者をお金としか見ていない人もいるので注意が必要ですね。転職エージェント内の担当者によっても、差があるので、場合によっては担当者変更を申し出るのもアリですね。

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給与の交渉について、何が成功のポイントだと思いますか?

何よりも、自分の市場評価を知れたことが大きかったと思います。

私の経歴からすると、年収630万円は安い方でした。
なので「現職以上で」とお伝えすれば、どの会社も現職+100万くらいでオファーしてもらえました。

転職活動を始める前は、自分の給与が安いとは考えたことありませんでした。
自分の市場価値を知ることで、堂々と希望を伝えることができました

もっと言えば、B社(オファー額730万円)から先に内定をもらっていたため、A社オファー額720万にそのことを伝えれば、A社のオファー額を上げることもできたと思います

升本
升本

まずは、自分の市場価値を客観的に知ることが大事ですね。そのうえで、適正な範囲内であれば年収交渉の余地があります。

また、730万円で内定をもらっている会社があると非常に強力です。企業に直接打診してもよいですが、直接は言いにくいと思いますので、エージェントを通して希望するのもアリです。

表現の仕方によってはいくらでも自分を大きく見せることができるし、大きく見せれば、給与交渉もやりやすくなるとは感じました。
実際に今回の提示額よりもさらに上げる余地はあると思います。

ただ、自分はあまりそういうことをやろうとは思わなかったため、最低限の範囲で交渉しました。

升本
升本

自分を売り込む(アピールする)ことは大事ですが、実態と乖離していては転職後に苦労します。そのため、やりすぎは厳禁です。

ただ、転職者のほとんどが給与交渉しません。会社としてはなるべく安く労働力を買いたいので、低めのオファーを出すこともあります。つまり、交渉の余地があります。強かに希望を伝えましょう。

自分の市場価値を理解し、異常な金額でなければ悪い印象を与えることもないです。

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ERP・SAP業界から他IT業界への転職難易度についてどう感じますか?ERPでのキャリアがどこまで活きますか?

ERPはBtoB製品ということもあって、品質の高いものを納品します。
動いている金額も大きいので、不用意にバグを出せないわけです。

そのため、かなり(要件定義~テストの)プロセスがしっかりしている印象です
そして、品質の高いものを納品するために、リリースまでの進め方に格式張ったフォーマットがあります。

BtoC製品だと、場合によっては「品質<価値提供」ということがあります。
リリースすることを優先した結果、どうしても品質が下がってしまうこともあります。
もちろん、品質を蔑ろにしたいという気持ちを持っている人はいませんが。

IT業界全般、こういった格式張った経験を持つ人材を欲している企業は多いはずです。
そのため、ERP以外への転職であっても、ニーズは高いイメージです。

升本
升本

実際にBtoC製品を扱うようになって、ERPで得た知識・経験の良さが理解できたのですね。

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転職における良かった点(成功した点)、悪かった(改善点)を教えてください。

  • 転職活動は、自己アピールをする必要があるので、自分自身を振り返る良い機会になりました
  • 自身を振り返る中で、強み/弱みが具体化されました。また、自身の棚卸しができたことで、今後のキャリアについて方向性も見えてきました
  • 自分自身の市場価値を知ることができるので、キャリアについての感度が高くなった。
  • エージェント担当者の話を鵜呑みにするのではなく、利用する意思が大切だと気付きました。求人情報や交渉術を聞き出すなど、目的をもって利用すべきです。

升本
升本

うまくキャリアアップする人は、転職するかはさておき、定期的に転職活動をしています。転職活動を通して、自身の棚卸しや今後のキャリアを考える機会を作るわけですね。

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その他ERP業界への転職、ERP以外への転職について、アドバイス・意見があれば教えてください。

  • ERP業界は華々しくはないが、製品開発のスキルやプロセス、BtoB業界を知るのには最高の環境だと思います。
  • ただ、世の中的には、ERP業界以外が目立ちます。
  • 動いているお金の規模も大きいため、大きいことをやりたいと考えている人には向いているかもしれません。
  • BtoBとBtoCをどちらも経験すると、キャリア形成としてはかなり貴重な人材になるでしょうね。

升本
升本

BtoCの業界で働いているからこそ、ERP業界(BtoB)での経験の重要性がより感じられますね。

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