オススメのSAP勉強方法

「どうやってSAPを勉強すればいいですか?」
「SAPを勉強するには何からやればいいですか?」

こういった質問を受けることが多々あります。
今回はこの質問を受けた際に、私がオススメしている勉強方法を紹介します。

なかなか条件が限られるものもありますが、その分効率的な方法を厳選していますので参考にしてみてください。

■対象者
 ・SAP業界に従事する業界歴1~3年の人

■この記事で理解できること
 ・SAPの勉強方法がわかる

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トランザクション勉強用:統合テストのテストスクリプトを実施する

SAPのトランザクションを理解するには、統合テストのテストスクリプトに沿ってテストを実施することが最適と考えています。

統合テストは、業務の上流から下流まで通した一気通貫のテストです。
そのため、SAP機能を業務の流れに沿って理解できます
単体の機能理解に留まらず、複数の機能を業務上の位置づけを押さえながら理解できるでオススメです。

また、「マスタが整備されておらず、エラーになる」といった詰まりがちな事態を回避できます
というのも、一度テストされているはずのテストスクリプトなので、うまくいくテストデータが用意されています。

テストする際は、過去にテストした際のテストデータやエビデンスを見ましょう。どのデータを使えばよいかわかるので、カスタマイズやマスタ不備で躓かずに済みます。

SAPにある程度慣れているのであれば、新たにマスタなどを登録して、登録したものでテストするのも良いでしょう。エラーで躓く箇所は増えますが、エラーに対処する過程で知識が身につきます。

SAPが使える環境か否か、スクリプトが用意されているなど条件が限られますが、SAPの標準トランザクションを理解するには最適と考えていますので、是非条件が揃っていれば実施してみてください。

テストスクリプトにはアドオン機能も含まれると思いますが、アドオン機能よりもSAP標準機能を優先して勉強しましょう。アドオン機能は他のPJTでは存在しない機能ですので、汎用性が低く、勉強の点では優先度低めです。

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カスタマイズ勉強用:体系的な知識を学び、SAP実機で検証する

カスタマイズは、通常の業務で変更することはありませんので、テストスクリプト以外の勉強方法が効率的です
具体的には、何かしらの資料などで体系的な知識をインプットし、実機で検証・確認するという方法がベストです。

カスタマイズはシステムの挙動を変える設定ですので、設定を変更→何が変わったか検証・確認する、というやり方が効果的です。

問題はこの「何かしらの資料」というのが、なかなか見つからないということです。
当ブログは、そのような良い資料が見つからないので立ち上げております。

財務会計であれば、SAPの体系的な知識と実機確認するための演習をまとめておりますので、こちらを参考に勉強→実機確認をやってみてください。
※財務会計以外の領域については、今後拡充していきます。

SAP認定試験の勉強するには

また、社内にSAPアカデミー資料や、カスタマイズについて体系的にまとめられた資料があれば、それを参考にするのもよいでしょう。

カスタマイズの変更は、SAP内に与える影響が大きいです。そのため、カスタマイズを変更する際は、変更しても良い環境であることを事前にご確認ください。

なお、カスタマイズの変更ができない環境であれば、カスタマイズの設定値を確認するまでに留めて、カスタマイズによる制御が効いていることをメインに実機操作しましょう

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アウトプットする(資料化、発表)

当たり前ですが、アウトプットすると、勉強して得た知識は定着しいやすいです。
時間はかかってしまいますが、「前に一度勉強したけど、もう何も覚えていない」となるくらいであれば、少しでも頭に残るやり方がいいと思います。

アウトプットの仕方は資料化や、発表(他人に説明)する方法が一般的でしょう

特に資料化はオススメです。
資料化は、細かいところまで正確に理解していない書けませんし、体系的にわかりやすくまとめるには自分なりの咀嚼ができていなければできません。
また、後で見返すことができるので、思い返すのにも向いています。

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