【認定試験対策】財務会計(FI)4-7.会社間取引

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概要

会社間取引について解説する。ただし、あまりテストに出ない印象、かつ実務でもそれほど重要度が高くないと感じているので、ざっと流し読みでも構わない。もし要望があれば、詳細を追記する。

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カスタマイズ、トランザクションコード

  • OBYA – 会社間取引
  • FBU3 – 会社間取引照会
  • SE38>RFBVOR00 – 会社間取引の一覧
  • SE38>RFBUST10 – 会社間振替転記

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会社間取引

会社間取引機能

SAPでいう会社間取引とは、(クライアント間の)会社コード間をまたがった取引のこと。たとえば、「親会社から子会社に10万円を貸付した」など。なお、業務で会話される会社間取引とは若干異なる可能性があるので、注意すること。

SAPでは会社間取引機能が用意されており、先程の例であれば親会社、子会社それぞれで伝票登録するところを一度に伝票登録できる。

会社間取引番号

会社間取引を実行すると、会社間取引番号が採番され、関係する伝票が会社間取引番号によって紐づくようになる。会社間取引番号は、伝票の第一明細に入力した会社の「伝票番号」「会社コード」 + 会計年度で構成される。

照会機能:FBU3、RFBVOR00

会社間取引における照会機能は、次のとおり。

  • 1件ごとに照会する場合:FBU3 – 会社間取引照
  • 一覧で照会する場合:SE38>RFBVOR00 – 会社間取引の一覧

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カスタマイズ操作方法

会社間取引の自動転記を設定:OBYA

  1. SPRO>財務会計>総勘定元帳>取引>準備: 会社コード間取引 を選択する。
  2. 取引する会社2社の会社コードを入力し、Enterを押下する。
  3. 以下のデータを入力し、保存する。
    (※)会社間取引用の勘定コードが登録されていない場合は、財務会計(FI)2-1.G/L勘定(総勘定元帳勘定)を参考に登録すること。
会社コード1
債権:借方転記キー
   借方決済勘定コード
40
会社コード1の会社間取引用勘定(※)
債務:貸方転記キー
   貸方決済勘定コード
50
会社コード1の会社間取引用勘定(※)
会社コード2
債権:借方転記キー
   借方決済勘定コード
40
会社コード2の会社間取引用勘定(※)
債務:貸方転記キー
   貸方決済勘定コード
50
会社コード2の会社間取引用勘定(※)

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テーブル

テーブルID内容説明備考
T001会社コード
T030B標準転記キー
SKA1勘定コードマスタ(勘定コード表)
SKB1勘定コードマスタ(会社コード)

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演習問題

※複数回答の設問あり。
※答えはドラッグすると見れる。

会社間取引において、会社間取引番号はどのようにして決まるか。

A. 伝票の第一明細に入力した会社の「伝票番号」「会社コード」 + 会計年度
B. 伝票の第一明細に入力した会社の「会社コード」 + 伝票の第二明細に入力した会社の「会社コード」 + 連番
C. 伝票の第一明細に入力した会社の「会社コード」 + 伝票の第二明細に入力した会社の「会社コード」 + 会計年度 + 連番
D. 上記以外

正解:A

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