原価積上実行でエラーが発生しました。対応方法を教えて下さい。
原価積上の結果、エラーとなることが多い。ここではエラーの発生原因とその対応について簡単にまとめていく。
原価積上の基本については、以下を参照。
【認定試験対策】管理会計(CO)6-9.原価積上実行
【認定試験対策】管理会計(CO)6-9.原価積上実行
【認定試験対策】管理会計(CO)6-10.品目マスタ/原価積上結果照会
【認定試験対策】管理会計(CO)6-10.品目マスタ/原価積上結果照会
エラー内容と対応
エラーリスト
エラーごとの原因と対応を以下にリストアップする。
番号 | メッセージ | エラー内容 | 対応 |
---|---|---|---|
380 | 有効な供給元が見つかりませんでした | 購買価格が取得できなかったため、エラーとなっている | 購買価格を登録するか、購買価格の取得方法を見直す |
785 | 価格は品目 XXXXX (プラント XXXX ) の購買情報からは計算されませんでした | 購買価格が取得できなかったため、エラーとなっている | 購買価格を登録するか、購買価格の取得方法を見直す |
エラー対応の基本
エラーの原因の多くが、部品の価格が設定されていないor加工賃が設定されていない、のいずれかである。下図でいうところの材料費or加工費が設定されていないために、エラーが起きているという状況。
なので材料費or加工費の設定を見直せば、大抵解決する。
部品の価格(価格情報)の見直し
部品の購買情報を見直す。
部品の購買情報は、原価計算バリアントの評価バリアントで決まるため、まずは評価バリアントからどの金額を取得しているのか確認する。
※参考:管理会計(CO)6-2.原価計算バリアント>評価バリアント>部品の価格
加工費の見直し
加工費の設定を見直す。
大体は、作業手順で決まる原価センタ×活動タイプの活動価格が設定されていないことによるエラーである。(上記の図のCOSTテーブルにデータがない)
その場合は、KP26で活動価格を設定すれば事足りる。
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