【認定試験対策】管理会計(CO)6-1.製品原価計画(PCP)の概要

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概要

製品原価計画の概要について解説する。製品原価計画は一言でいうと標準原価の算出が目的である。原価計算は、管理会計の重要なトピックであるため、都度見返して頭に入れておこう。

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カスタマイズ、トランザクションコード

※今回はなし

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製品原価計画の概要

製品原価計画の目的

製品原価計画の目的は、製品の運用に必要なデータを提供すること。具体的には、製品の標準原価を算出することである。そして「標準原価を算出すること」を原価計算(もしくは「原価積上」)という。

原価計算の全体像

原価計算の全体像をざっくり掴んでおこう。次の図は、原価計算(原価積上)における各マスタの関連図である。

以後、わかりやすく車を例に考えてみよう。

まず、標準原価は大きく材料費と加工費に分けられる

材料費は、BOMから部品の構成を取得し、その後、品目マスタなどから各部品の価格を取得する。部品ごとに価格と必要な個数を掛け合わせ、集計したものが材料費になる。

用語について

  • BOM
    • 品目の構成(部品の構成)を表す。つまり、材料費の情報源になる。
  • 作業手順
    • 部品を加工する手順を表す。つまり、加工費の情報源になる。

車を例に、BOMからボディ、エンジン、タイヤ×4の構成を取得する。その後、品目マスタからボディ:30万円、エンジン:15万円、タイヤ:1.25万円(/1個)を取得する。これらを足し合わせて材料費が50万円となる。

加工費は、作業手順から加工工程・加工時間を取得し、その後、活動価格マスタから加工にかかる賃率を取得する。工程ごとに賃率と加工時間を掛け合わせ、集計したものが加工費になる。

車の例に、作業手順から塗装:10h、組立:20hを取得する。その後、活動価格マスタから塗装:2,000円(/h)、組立:1,500円(/h)を取得する。これらを足し合わせて加工費が5万円となる。

なお、それぞれのマスタには、データを登録するための標準トランザクションが用意されており、原価計算に必要なデータの登録・照会を行う。

標準原価のマーク・リリース

今年の標準原価、来年の標準原価、と標準原価は一度計算したものを永遠に使い続けるわけではなく、定期的に更新していくものである。そのため、標準原価を期間管理できるようなっている。

品目マスタの「標準原価見積」で各期間の標準原価を確認できる。

  • 将来:次回の標準原価。マークされた原価見積を指す。
  • 現在:現在の標準原価。リリースされた原価見積を指す。
  • 前:前回の標準原価。

標準原価は計算しただけでは、まだ使用できる状態ではない。マーク処理を行うと、次回の標準原価としてシステム上認識される。マーク処理の後リリース処理を行うと、現在の標準原価としてシステム上認識される。

数量構成なしと数量構成あり

数量構成とは

数量構成とは、品目の構成を表す。具体的には、品目のBOMや作業手順を指す。

原価計算には、「数量構成あり」と「数量構成なし」の2種類がある。「数量構成あり」とは、品目のBOMや作業手順を考慮して原価計算する。逆に「数量構成なし」とは、BOMや作業手順を考慮せずに原価計算する。

数量構成なし

数量構成なしは、前述の通りBOMや作業手順を考慮せずに原価計算する。

  • 原価計算に必要な製造原価や、販売原価(計画値)をマニュアルで入力する。
    →初めて作るプロダクトなど、製造実績のない時に向いている方法である。
  • 数量構成なしの原価計算には、2つの方法がある。
    • シングルレベル個別計画:生産フェーズの原価を詳細に入力せず、品目のユニット別原価を計画する
    • マルチレベル個別計画:BOMを必要としない組立品目の原価を計画する
  • 使用例は、初めて作るプロダクトやプロトタイプ、サービスなどの非製造品、数量構成(BOMや作業手順)がSAP外のシステムにある場合、など。

数量構成あり

数量構成ありは、品目のBOMや作業手順を考慮して原価計算する。

  • 品目マスタに加えて、BOM(部品の構成)と作業手順がSAP内に登録されていることを前提とする。
  • 使用例は、原価計算に必要な製造原価や販売原価を計算する場合、製造指図を参照しない原価計画や価格設定をする場合、標準原価による在庫評価を行う場合、など。

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カスタマイズ操作方法

※今回はなし

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テーブル

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