SAP認定コンサル-財務会計(FI)想定過去問_低難易度版①_解説付き

SAP認定試験-財務会計の問題集です。他の問題集と比べて難度は低めです。本試験想定というよりは、演習問題としてご利用ください。正答率80%程度は欲しいところです。

※各問に対して、正解の数は書いていませんが、複数回答の問もあります。正しいと思われる記述を必要分解答してください。

【仮伝票】について正しい記述はどれか?

A. 伝票番号が採番される
B. 取引金額が更新される
C. 明細照会のレポートに出力可能
D. 内容の変更が可能

正解:D

仮伝票、未転記伝票の特徴は以下のとおり。
※赤字の番号採番の有無、レポート出力の可否が差としてある。
 仮伝票はメモ、未転記伝票は承認前の正式な伝票というイメージ。

仮伝票一時的な保存のイメージ。
・金額の変更可能
・取引金額の更新なし(伝票転記時に取引金額を更新、通貨は変更できない)
・伝票番号採番なし(名称で保存)
・明細照会のレポートに出力不可
未転記伝票伝票の入力者と承認者(転記者)をわけるイメージ。
・金額の変更可能
・取引金額の更新なし(伝票転記時に取引金額を更新、通貨は変更できない)
・伝票番号採番あり
・明細照会のレポートに出力可

参考:財務会計(FI)6-1.仮伝票、未転記伝票

【未転記伝票】について正しい記述はどれか?

A. 伝票番号が採番される
B. 取引金額が更新される
C. 明細照会のレポートに出力可能
D. 内容の変更が可能

正解:ACD

参考:財務会計(FI)6-1.仮伝票、未転記伝票

【ワークフロー】について正しいものはどれか?

A. ワークフローはビジネスプロセスを効率化するための機能である
B. ワークフローバリアントは勘定コード表毎に割当てられる
C. 得意先/仕入先によって異なるリリース手続きを適用することができる

正解:AC

チェック/代入で使用される【呼出位置】はどれか?

A. 伝票明細行
B. 伝票ヘッダ
C. 伝票完了

正解:ABC

チェックは、伝票の入力内容に対するチェック(マスタが存在しているかなど)してメッセージを表示する機能。
代入は、伝票の項目に対して誘導(伝票に入力した品目から利益センタを誘導するなど)する機能。
チェック/代入を実行できるタイミングが決まっており、伝票ヘッダ入力後、明細入力後、完了時となる。

参考:財務会計(FI)11-2.チェック、代入

【チェック】について正しいものはどれか?

A. 同じ会社コード、呼出位置の組合せに複数のチェックを有効化できる
B. 1つのチェックに複数のステップを定義することができる
C. チェック用に新規のメッセージを作成することができる

正解:BC

チェックは、呼出位置に対して割り当てる。正確には会社×呼出位置ごとにチェックを割り当てる。
会社Aの呼出位置001にチェックAAA、会社Bの呼出位置001にチェックAAAは設定可能だが、
会社Aの呼出位置001にチェックAAA、会社Aの呼出位置001にチェックAAAは設定不可。

チェックの中には複数のステップがあり、ステップは前提条件、チェックロジック、メッセージがある。
前提条件:チェックする条件。例えば、「ユーザが○○のときにチェックする」というもの。
チェックロジック:チェックの内容。例えば、「金額が○○円以上だと、メッセージ出力」というもの。
メッセージ:実際のメッセージ。「伝票の金額が○○円を超えています。」など。

複数の条件を指定する場合は、チェックの中に複数のステップを定義することで実現する。

参考:財務会計(FI)11-2.チェック、代入

【代入】について正しいものはどれか?

A. 前提条件を定義する際にルールを使用することができる
B. 項目間割当による代入では、ある項目の内容を他の項目に代入することができる
C. 代入用に新規のメッセージを作成することができる

正解:AB

代入は、前提条件と代入方法で構成されている。
前提条件:チェックと同様。代入ロジックを通る条件。
代入方法:誘導する値の取得方法。定数値、Exit、項目間割当が選択できる。
この前提条件を決める際に、「ルール」と呼ばれる条件を指定することができる。(回答A)

また、代入方法は以下の通り。
定数値:決まった値を誘導する。例えば「勘定コード000001を誘導」というもの。
Exit:誘導ロジックをプログラミングする。「○○マスタから、Where句に○○を指定して、勘定コードを取ってくる」など。
項目間割当:別の項目の値をコピーする。「伝票テキストを勘定コードにコピーする」など。(回答B)

参考:財務会計(FI)11-2.チェック、代入

【アーカイブファイル】を生成するためのプログラムはどれか?

A. 削除プログラム
B. 印刷プログラム
C. 書込プログラム

正解:C

SAPでは、SAP内にあるデータが増え続けることに対して、データを削除する機能を持つ。それを「アーカイブ」と呼んでいる。

参考:財務会計(FI)5-1.未消込明細の消込
参考:財務会計(FI)9-11.残高繰越、その他

【アーカイブの前提条件】として正しいものはどれか?

A. マスタデータに削除フラグが設定されている
B. 会計期間がクローズしている
C. 勘定タイプ実行時間と伝票タイプ実行時間の経過
D. 明細が消込済である

正解:ABCD

参考:財務会計(FI)5-1.未消込明細の消込
参考:財務会計(FI)9-11.残高繰越、その他

【固定資産】を使用する上で必ず必要となる組織単位はどれか?

A. 会社コード
B. 事業領域
C. 管理領域
D. 償却表
E. 勘定コード表

正解:ADE

参考:財務会計(FI)10-1.固定資産-組織構造-

ECCの【固定資産管理(FI-AA)で管理対象】となるものはどれか?

A. 有形固定資産
B. 無形固定資産
C. 繰延資産
D. 金融資産
E. 償却対象外の美術品・工芸品

正解:ABCD

参考:財務会計(FI)10-1.固定資産-組織構造-

【償却表】に関する正しい記述はどれか?

A. 常に会社コード依存で設定する
B. 国依存である
C. 勘定コード表を直接割り当てる
D. 償却領域を束ねる

正解:BD

参考:財務会計(FI)10-1.固定資産-組織構造-

1つの【資産マスタ】に複数設定可能なものはどれか?

A. 償却表
B. 償却領域
C. 勘定コード表
D. 資産クラス

正解:B

償却領域は、償却費を計算するためのもの。
税務用、財務用、IFRS用といったように会計基準に応じて償却費をそれぞれ計算できるように、償却領域を分けてそれぞれ計算することで実現している。

参考:財務会計(FI)10-1.固定資産-組織構造-
参考:財務会計(FI)10-2.固定資産-資産クラス-
参考:財務会計(FI)10-3.固定資産-資産マスタ-

個々の資産マスタに割り当てられる資産取得や減価償却の際に使用される【勘定コード】はどの単位ごとに設定可能か?

A. 償却表ごと
B. 償却表・勘定コード表ごと
C. 償却表・勘定コード表・償却領域ごと
D. 償却表・勘定コード表・勘定設定ごと
E. 償却表・勘定コード表・勘定設定・償却領域ごと

正解:D

参考:財務会計(FI)10-2.固定資産-資産クラス-

償却領域以外の資産マスタデータ【画面レイアウト規則】で制御可能なものはどれか?

A. 資産マスタの償却領域以外の項目ステータス制御
B. 更新レベル(資産クラス・マスタ・補助番号)のどこで更新を可能とさせるかの制御
C. 資産マスタに初期提案する値の制御

正解:AB

「画面レイアウト」というワードは、いたる所で出てくるので注意。固定資産領域で出てくるレイアウトは以下の通り。
今回は資産マスタの画面レイアウトを指している。

資産マスタの画面レイアウトSPRO:資産マスタで指定している画面レイアウト
償却領域タブのレイアウトSPRO:資産マスタ>償却領域で指定しているレイアウト

参考:財務会計(FI)10-2.固定資産-資産クラス-

【償却領域】の画面レイアウト規則で制御可能なものはどれか?

A. 資産マスタの償却領域の項目ステータス制御
B. 資産クラスコピー時にコピー対象項目とするかの制御
C. 資産マスタに初期提案する値の制御

正解:AC

こちらは、SPRO:資産マスタ>償却領域で設定している画面レイアウトであることに注意。

参考:財務会計(FI)10-2.固定資産-資産クラス-

【資産マスタ】の時間依存タブに関する正しい記述はどれか?

A. COへのデータを流す際のCO対象(原価センタ等)を割当可能である
B. 資産の取得や原価償却時に使用する勘定コードを割当可能である
C. 一定時間、資産を償却対象とする休止機能の制御が資産マスタ中で唯一可能である

正解:A

「時間依存」は、履歴を持つ必要がある項目を設定できる。
例えば、組織改編のため「3月までは原価センタC001にデータを流し、4月以降は原価センタC002にデータを流す」といったことを実現するために用いる。

参考:財務会計(FI)10-3.固定資産-資産マスタ-

【資産クラス】を新規作成する方法として正しいものはどれか?

A. 仮の番号範囲・勘定設定・画面レイアウト規則を割当て作成し、これらを事後に作成する
B. 既存の資産クラスをコピーする
C. 資産クラスウィザードを使用する

正解:BC

資産クラスは、番号範囲、勘定設定、画面レイアウトを制御している。他モジュールの「勘定グループ」に該当するイメージ。資産マスタ(実際に管理する対象の資産、トランザクション)と混同しやすいので注意。

仮の番号範囲などを指定することは不可。既存の資産クラスコピーや、資産クラスウィザードからの作成は可能。

参考:財務会計(FI)10-2.固定資産-資産クラス-

【建設仮勘定の資産マスタ】を作成する際に必要となるものはどれか?

A. 専用の償却領域
B. 専用の資産クラス
C. 専用の償却キー
D. 専用の償却表

正解:BC

参考:財務会計(FI)10-2.固定資産-資産クラス-

固定資産で【少額資産管理】をする際の正しい記述はどれか?

A. 即時償却されるので資産マスタは不要である
B. 定額償却の対象外とするため専用の資産マスタを作成し、休止設定を行う
C. 専用のマスタと償却キーが必要である
D. 上限金額の定義が必要である

正解:CD

参考:財務会計(FI)10-2.固定資産-資産クラス-

【類似資産】に関する正しい記述はどれか?

A. 資産取得後、償却記帳・振替・除却が共通に実施されるマスタのこと
B. 登録時に資産番号が連番で採番され、保存時に特定項目の変更が可能
C. 資産番号は共通で枝番だけが異なる番号体系をとる

正解:B

固定資産の登録方法は4パターン。

新規登録普通の新規登録。
資産クラスを指定して登録する。
コピーして登録他の資産を参照コピーして登録する。
類似資産類似した資産をまとめて登録する。類似する複数の資産を登録することができる。資産テキストや原価センタなど、一部の項目が登録する資産ごとに変更できる。パソコンを20台まとめて登録する際、使う事業部ごとに原価センタをそれぞれ入力して保存が可能。
資産補助番号資産番号に加え、資産補助番号を用いて資産を管理する。資産番号は同じだが、資産補助番号を連番で採番するなど。例えば、パソコンとモニターなど。それぞれは別の資産をまとめて管理する際に利用する。一つ一つが独立している資産を、固定資産の補助元帳上のレポートでは一つの資産として金額を確認したい時に使用する。

A:親子関係を持つ管理方法はなかったと記憶している。
B:類似資産のこと。正答。
C:資産補助番号で管理する資産のこと。

参考:財務会計(FI)10-3.固定資産-資産マスタ-

【資産補助番号】に関する正しい記述はどれか?

A. 資産取得後、償却記帳・振替・除却が共通に実施されるマスタのこと
B. 登録時に資産番号が連番で採番され、保存時に特定項目の変更が可能
C. 資産番号は共通で枝番だけが異なる番号体系をとる

正解:C

前の問を参照。

【取引タイプ】の説明として正しい記述はどれか?

A. 全ての資産取引転記で使用される
B. レポート上で取引種類の識別に使う
C. 独自の取引タイプを作成できない
D. 取引タイプグループに割り当てる必要がある

正解:ABD

取引タイプは、固定資産の取引の種類(取得、除却、振替、など)を表す。資産取引時に入力する。システム的には、固定資産台帳のどこに金額を表示するか指定する際に使用する。

取引タイプグループは、取引タイプをグルーピングしたもの。取得価額の期首残高、など。レポート用の項目として利用し、すべての取引タイプはどれかの取引タイプグループに紐づく。

よってABD。

参考:財務会計(FI)10-4.固定資産-取得-

MMからの【資産取得】に関する正しい記述はどれか?

A. 購買発注を行うと資産マスタの金額が更新される
B. 非評価入庫では入庫時に資産マスタの金額が更新される
C. 評価入庫では入庫時に資産マスタの金額が更新される

正解:C

参考:財務会計(FI)10-4.固定資産-取得-

【資産除却】について正しい記述はどれか?

A. 得意先取引と統合した転記が可能である
B. 除却は必ず資産マスタの全額が対象となる
C. 除却による損益は自動で計算される
D. 一部除却が可能である

正解:ACD

注意として、SAPでは売却を含めて「除却」と言う。売却する際に「SAPに登録している得意先へ売却ができる」というのがAの説明。

また、一部除却が可能なため、Dは正解でBが誤答。

参考:財務会計(FI)10-5.固定資産-除却、売却-

【振替バリアント】について正しい記述はどれか?

A. 会社内振替では”4”を使用する
B. 振替転記で使用される取引タイプを決定する
C. 振替方法(1.総額法、2.正味額法、3.新評価法、4.総額法(依存領域への値転送あり))を制御する

正解:ABC

参考:財務会計(FI)10-6.固定資産-資産振替-

【建設仮勘定】について正しい記述はどれか?

A. 決済規則を使用して資本化を行う
B. 各明細の100%を決済する必要がある
C. 設備予備管理コンポーネント(IM)と統合管理も可能

正解:AC

建設仮勘定の一部のみ決済することが可能。よってBは誤答。

参考:財務会計(FI)10-7.固定資産-建設仮勘定-

【臨時償却】の機能について正しい記述はどれか?

A. 計画後、即座にFI伝票が作成される
B. 償却領域を指定して実行することができる
C. 償却記帳プログラムを実行して初めてFI伝票ができる

正解:BC

参考:財務会計(FI)10-9.固定資産-臨時償却-

【償却キー】について正しい記述はどれか?

A. 償却額の計算に必要な指定とパラメータが入力されている
B. 償却キーのカスタマイズを変更するとすでに計算されている償却額は自動修正される
C. 事前に複数のカスタマイズを行う必要がある

正解:AC

償却キーは、償却の計算方法を決める設定。(Aの説明)
一度償却計算すると、償却キーを変更しても自動で償却費を再計算することはない。Bは誤答。
基準方法、定率法、最大限度額方法などを設定しておく必要がある。(C)

参考:財務会計(FI)10-8.固定資産-減価償却-

【償却記帳プログラム】の実行で金額が更新されうるコンポーネントはどれか?

A. 固定資産(FI-AA)
B. 債務管理(FI-AP)
C. 管理会計(CO)
D. 総勘定元帳(FI-GL)
E. 不動産対象(RE)
F. 購買管理(MM)

正解:ACDE

参考:財務会計(FI)10-8.固定資産-減価償却-

【会計年度変更プログラム】について正しい記述はどれか?

A. いつでも実行できる
B. 資産マスタ毎の実行が必要
C. 年度末処理より先に行う
D. 前回会計年度のクローズも行う

正解:C

参考:財務会計(FI)10-10.固定資産-年度末処理-

【ソートバージョン】について正しい記述はどれか?

A. 最大10のソートレベルで構成される
B. 合計を出力するレベルを指定可能である
C. 資産台帳レポートの出力に使用する

正解:BC

参考:財務会計(FI)10-11.固定資産-情報管理-

【金額シミュレーション】について正しい記述はどれか?

A. 資産エクスプローラによるシミュレーションが可能である
B. シミュレーションバージョンを用いた償却金額のシミュレートも可能である
C. 1つの資産、いくつかの資産、または資産全体に適用できる

正解:ABC

参考:財務会計(FI)10-11.固定資産-情報管理-

【旧資産データ】の転送について正しい記述はどれか?

A. 固定資産勘定の統制勘定設定をリセットする機能がある
B. GL勘定の残高の取り込みも旧資産データの転送を実施すると完了する
C. マニュアルで転送する方法と自動転送の2種類が用意されている
D. エクセルからデータアップロードする方法と自動転送の2種類が用意されている
E. 旧資産データの転送は会計年度末の最終日でしか実行できない

正解:A

【新総勘定元帳】を使用するとどのような利点があるか?

A. 複数の元帳を定義してパラレル会計に対応する事が可能になる
B. 管理会計(CO)と財務会計(FI)のリアルタイム統合が可能になる
C. セグメントなどの切り口に対する財務諸表を作成できる
D. カスタマ項目を総勘定元帳に追加できる

正解:ABCD

まず、SAPでは「総勘定元帳」を業務的な総勘定元帳(ここでは「総勘定元帳(台帳)」と記載する)と同じ意味で話すこともあるが、SAPの領域として「総勘定元帳」と話すこともある(システム的な意味合いが強い)。そのため、混同しないように。

新総勘定元帳では、クライアントに複数の総勘定元帳(台帳)を設定することができる。前の総勘定元帳では、クライアントに総勘定元帳(台帳)は一つ。したがって、複数元帳アプローチと呼ばれる複数の会計基準に合わせたデータ保持ができるようになった。(Aの説明)

また、FI→COへのデータ連携がリアルタイムでできるようになった。システム的にはACDOCAというテーブルにデータが統合されている。

Cのセグメントは新総勘定元帳で新しく使えるようになった組織軸。レポートの切り口に利用する。

Dは新総勘定元帳で新しくできるようになった機能。

参考:財務会計(FI)1-2.新総勘定元帳

【元帳の定義】について正しい記述はどれか?

A. リーディング元帳0Lはあらかじめ用意されている
B. クライアント毎に常に複数のリーディング元帳が存在している
C. リーディング元帳の値はCOにも転記される
D. リーディング元帳で使用されるパラメータはすべて会社コードから取得される

正解:AC

参考:財務会計(FI)1-2.新総勘定元帳

【シナリオ】について正しい記述はどれか?

A. 独自に定義可能
B. 定義されたものはすべて元帳に割り当てる必要がある
C. 元帳で更新される項目を定義

正解:C

参考:財務会計(FI)1-2.新総勘定元帳

【分割プロセス】の3つのステップは以下のうちどれか?

A. 継承
B. 能動分割
C. 賃借一致調整明細
D. 基準明細カテゴリ
E. 受動明細
F. 取引バリアント

正解:BCE

分割プロセスは、伝票分割のステップを指している。
伝票分割は、セグメントが入っていない明細にセグメント入力する機能。(セグメント以外も可能)
有効化はクライアントレベル、会社コードレベルの両方が必要。
伝票分割方法はクライアントレベルで決定。

伝票分割は、以下の3ステップで実施される。

  1. 受動伝票分割
  2. 能動伝票分割
  3. 各財務諸表特性(および伝票)に対する消込明細/貸借一致の登録

よってBCE。

参考:財務会計(FI)4-1.伝票分割

【分割】について正しい記述はどれか?

A. 定義された分割対象明細カテゴリを元に基準明細カテゴリの定義内容が分割される
B. 有効化が必要
C. 分割特性を使用して完璧な財務諸表を作成する場合は”貸借一致フラグ”を設定する

正解:BC

参考:財務会計(FI)4-1.伝票分割

新総勘定元帳と【固定資産(FI-AA)との統合】について正しい記述はどれか?

A. セグメントや利益センタなどの資産マスタに直接定義できる
B. 資産に対する現金割引の過年度修正を使うには分割が有効化されている必要がある
C. 分割は資産取得が複数の資産に対して転記される場合にも機能する
D. 初期設定では資産の原価センタは総勘定元帳ビューには転送されない

正解:BCD

参考:財務会計(FI)10-1.固定資産-組織構造-

新総勘定元帳と【管理会計(CO)との統合】について正しい記述はどれか?

A. 照合転記は不要になる
B. 新総勘定元帳を有効化するだけでリアルタイム統合が可能
C. FIからCOへのトレースは取れるが、COからFIへのトレースは取れない
D. 新総勘定元帳を有効化する前に入力されたCO伝票に対して使用することができる

正解:AD

A:新総勘定元帳では、古い総勘定元帳と異なり照合転記が不要になる。

B:FI→COのリアルタイム統合の条件は、次の2点。新総勘定元帳の有効化だけでは不可。
1.FIの勘定コードが、COの原価要素(一次原価要素)として登録されている
2.FI伝票で、COの勘定割当対象(例:原価センタ)が決定されている

参考:財務会計(FI)10-1.固定資産-組織構造-

【配分】について正しい記述はどれか?

A. 財務会計(FI)での配分結果は原価センタ会計にも転送される
B. 周期セグメント技法を使う
C. 配賦勘定は二次原価要素である

正解:B

配分は「配賦」のこと。SAPでは、「配賦」「付替」「配分」と言われる(ここでは、まとめて「配賦」と記載する)。それぞれ処理の中身が少し異なる。

配賦は、周期という設定に基づいて処理される。周期では、配賦元の勘定や組織(原価センタなど)や配賦先の組織、配賦基準を指定する。

【外貨評価】について正しい記述はどれか?

A. 新総勘定元帳を有効化すると旧外貨評価プログラムは使えなくなる
B. 外貨評価で使用する評価領域は固定資産(FI-AA)の償却領域と同一である
C. 評価方法は、評価領域に割当てる必要がある

正解:AC

参考:財務会計(FI)9-7.外貨評価

【非リーディング元帳】について正しい記述はどれか?

A. 3つまで作成できる
B. 会社コード別に有効化が必要
C. リーディング元帳と異なる会計年度バリアントを使用できる

正解:BC

参考:財務会計(FI)1-2.新総勘定元帳

新総勘定元帳(複数元帳)で【外貨評価】を行うには以下のどの設定が最低限必要か?

A. 基準明細カテゴリ
B. 評価方法
C. 会計原則
D. 非リーディング元帳

正解:BCD

参考:財務会計(FI)9-7.外貨評価

【元帳グループ】について正しい記述はどれか?

A. 複数の非リーディング元帳を元帳グループに含めることができる
B. 元帳グループ内の特定の元帳にのみ転記することはできない
C. 特定元帳への転記のための新しいトランザクションが用意された

正解:AC

参考:財務会計(FI)9-3.パラレル会計-複数元帳アプローチ

【パラレル会計規則】の設定ウィザードについて正しい記述はどれか?

A. 従来の勘定ベースソリューションでも必要である
B. 事前にリーディング元帳、非リーディング元帳の定義が必要
C. 差分償却領域を迅速かつ容易に定義することができる

正解:BC

参考:財務会計(FI)9-2.パラレル会計-複数勘定アプローチ
参考:財務会計(FI)9-3.パラレル会計-複数元帳アプローチ

【新総勘定元帳有効化】後のデータソースについて正しい記述はどれか?

A. 従来の総勘定元帳テーブルと新総勘定元帳テーブルの両方から同時にレポートできる
B. カスタマイズのツールを使って異なる元帳のデータ比較を行うことができる
C. 実際のデータはバージョン1で財務会計(FI)に書き込まれる

正解:BC

新しい【ドリルダウンレポート】で正しい記述はどれか?

A. 元帳を指定して実行する事ができる
B. セグメント別の金額を分析する事ができる
C. 複数の表示レイアウトが定義されている

正解:ABC

【移行】について正しい記述はどれか?

移行される伝票をテスト実行で照会できる
B. 会社コード、会計年度別に選択できるが、期間別には選択できない
C. 旧会計年度は移行前にクローズする必要がある

正解:AC

【レポートバリアント】について正しい記述はどれか?

A. 会計年度バリアントや会計期間バリアントへの流用も可能である
B. レポート実行画面で、現在表示されているデータ値を絞り込むための機能である
C. レポート選択画面で、実行画面に表示されるデータ値を絞り込むための機能である

正解:C

【レポートバリアント】について正しい記述はどれか?

A. 登録者以外の変更を不可能にする事ができる
B. 項目制御に変数を使用する事はできない
C. 1つのレポートには1つのバリアントのみ定義可能

正解:A

【SAPリストビューア(ALV)】により制御可能なものはどれか?

A. レポート表示項目の追加と除外
B. レポートに表示されるデータ値の制限
C. レポートレイアウトの保存とデフォルト表示
D. 別レポートの呼び出し

正解:ABC

【SAPリストビューア(ALV)】について正しい記述はどれか?

A. レポート選択画面の項目を制御する機能である
B. レポート実行画面の項目を制御する機能である
C. 予め定義されているレポートレイアウトを変更するモディフィケーション機能である

正解:B

【レポート画面】のレイアウトについて正しい記述はどれか?

A. 標準レイアウトのみ使用可能である
B. ユーザ固有のレイアウトを登録することが可能である
C. ユーザ共通で使用するレイアウトの追加登録はできない

正解:B

【得意先/仕入先情報管理】に関する正しい記述はどれか?

A. 得意先/仕入先の分析レポートを書式やレポート設定から作成する方法である
B. リアルタイムに最新情報を提供できる機能ではない
C. 得意先と仕入先の双方のデータを混在させて表示することも可能である
D. ツリー構造を使用して、表示可能な切り口のレポートを構築する機能である

正解:BD

得意先/仕入先情報管理にデータを取り込む【評価登録】の実行方法はどれか?

A. カスタマイズ保存時に自動実行
B. レポートを表示する際に自動実行
C. ジョブウィザード等によるバックグラウンド実行

正解:C

【評価データ読込プログラム】で指定する項目は何か?

A. DBのテーブル名
B. 対象データの値
C. 対象の評価ビュー
D. 対象のトランザクションコード
E. 対象の得意先/仕入先マスタ

正解:C

【得意先/仕入先情報管理のカスタマイズ】で、評価タイプよりも前に設定するものはどれか?

A. 評価ビュー
B. 上位得意先数
C. 評価バージョン
D. 評価クラス

正解:A

【レポートペインタ】を使って定義できるものはどれか?

A. レポートライタレポート
B. 計画レイアウト
C. SAPクエリ
D. スマートフォーム
E. ドリルダウンレポート

正解:ABE

【ドリルダウンレポートの書式】のうち、レポートでキー数値を定義するものはどれか?

A. 1軸キー数値なし
B. 2軸キー数値あり
C. 2軸(キー数値あり)マトリックス

正解:A

【ドリルダウンレポート】について正しい記述はどれか?

A. レポート内でSAPリストビューアを使用せずにデータの絞込みが可能である
B. レポートテーブルを任意に選ぶ事が可能である
C. 計画入力画面としても使用可能である

正解:A

【ドリルダウンレポート】で実現可能なものはどれか?

A. 論理式を用いた計算
B. 変数の使用
C. 列の非表示
D. レポート間インターフェース
E. レポートデータの保存

正解:ABCDE

【変数】について正しい記述はどれか?

A. ローカル変数は全てのレポート、書式で使用可能
B. 特定のレポート、書式で使用する変数をグローバル変数として定義可能
C. 行または列のテキストを変数を使って定義することができる
D. SAPが提供する標準の変数も使用できる

正解:CD

ドリルダウンレポートで【凍結データ】を登録する方法はどれか?

A. オンライン
B. オフライン
C. バッチインプット
D. バックグラウンド

正解:AD

ドリルダウンレポートで【凍結データ】を登録する方法はどれか?

A. レポート→ジョブ
B. 書式→ジョブ
C. 書式→レポート
D. フォーム→レポート

正解:C

ドリルダウンレポートで【ユーザが操作可能な機能】はどれか?

A. 表示通貨の外貨換算
B. メールへの送信機能
C. Microsoft Excel からのアップロード
D. Microsoft Word からのアップロード

正解:AB

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