【認定試験対策】管理会計(CO)6-4.原価計算表

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概要

製品原価計画における原価計算表について解説する。原価計算表は、設定画面がわかりにくいが理解してしまえばそれほど難しいことはしていない。ざっと読んで理解してしまおう。

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カスタマイズ、トランザクションコード

  • KZA1 – 間接費
  • KZS2 – 定義: 原価計算表
  • KZB2 – 定義: 計算基準
  • KZZ2 – 定義: 間接費率
  • KZM2 – 定義: 数量基準間接費
  • KZE2 – 定義: 貸方
  • CMOD – 拡張開発: 間接費計算
  • OKOG – 定義: 間接費キー
  • OKZ2 – 定義: 間接費グループ

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原価計算表

原価計算表とは

原価計算表は、間接費を計算するための機能。製品原価計画においては、原価積上時に製造間接費を自動計算する

例えば、「直接材料費×10%を間接材料費とする」、「直接労務費×20%を間接労務費とする」といった設定を保持している。

また、原価計算表は評価バリアントに割当する。つまり、原価計算バリアント>評価バリアント>原価計算表という紐付きになる。
※参考:6-2.原価計算バリアント

原価計算表の設定

まずは、原価計算表の設定画面を見ていただきたい。このとっつきにくさがSAPである。

上図は、「直接材料費×10%を間接材料費とする」という設定である。まず、行「10」と「20」が間接費の計算元となる基準を表している。つまり、直接材料費が何か(ここでは材料費と材料副費)を指定している。次に、行「30」で間接費率「10%」を指定している。10%という数値は表示されていないが、行の詳細画面を表示すると確認できる。

なお、from~toは「行10~20を間接費計算の基準とする」という意味合いである。また、貸方では、積上結果に表示する原価要素を決めている。

各設定の詳細を次に説明する。

基準

間接費の計算元となる数値を指定する。例えば、「直接材料費×10%を間接材料費とする」の「直接材料費」が何かを指定する。指定は、原価要素で設定する。

なお、発生源グループによって細かく基準を分けることが可能。これにより、例えば同じ原価要素「材料費」でも発生源グループAなら基準とする、発生源グループBなら基準としない、という設定が可能。

また、原価割合は、積上結果の原価構成に影響する。固定費とすれば、この基準を計算元とした間接費は固定費として表示される。変動費も同様。合計は変動費と固定費を区別しない場合に利用する。ただし、後述の貸方の設定が優先されるので、貸方の設定をあわせて見ること。

間接費率

基準に対する間接費率を指定する。例えば、「直接材料費×10%を間接材料費とする」の「直接材料費に対して」という部分と、「10%」を指定する。

「直接材料費に対して」の部分は原価計算表の「from~to」で指定する。「from~to」には、指定したい行番号が入る

間接費率については、%ではなく「10個あたり間接費いくら」という数量指定も可能。(カスタマイズKZM2 – 定義: 数量基準間接費 で設定)

また、間接費率の設定は、プラントや会社コード、指図タイプ、間接費キー(後述)などを条件に、細かく比率を設定することも可能。どの項目を条件にするか、を検索順序で制御している。※なお、図はプラントの例になっている。

間接費キーを用いて間接費率を決定する

間接費キーは、品目ごとに間接費率を分ける場合に利用する。

品目ごとに間接費グループを割当する。この間接費グループ(と評価エリアの組み合わせ)ごとに間接費キーを指定する。そして、間接費キーごとに間接費率を指定する。なお、間接費キー用の検索順序(D010)を使うこと。

貸方

間接費を転記する際の原価要素を指定する。積上結果に表示する原価要素でもある。

決済先の(貸方転記する)原価センタや内部指図などを指定しておく。

また、固定比率は、0~100(単位:%)で固定費の割合を入力する。100にすればすべて固定費として、原価構成に表示される。なお、「*」を入力すると、基準で指定した固定費/変動費区分によって固定費率が決まる。

なお、原価要素に指定できるのは、原価要素タイプ「[41]間接費率」の二次原価要素のみである。(参考:1-3.原価要素、原価要素グループ

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カスタマイズ操作方法

設定方法はカスタマイズ画面を見ればわかるため、起動経路のみ記載。

  • SPRO>管理会計>製品原価管理>製品原価計画>品目原価見積の基本設定>間接費>
    • 定義: 原価計算表(Tr-Cd:KZS2)
    • 原価計算表: 構成>
      • 定義: 計算基準(Tr-Cd:KZB2)
      • 定義: 間接費率(Tr-Cd:KZZ2)
      • 定義: 数量基準間接費(Tr-Cd:KZM2)
      • 定義: 貸方(Tr-Cd:KZE2)
      • 拡張開発: 間接費計算(Tr-Cd:CMOD)
    • 定義: 間接費キー(Tr-Cd:OKOG)
    • 定義: 間接費グループ(Tr-Cd:OKZ2)

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テーブル

テーブルID内容説明備考
T683価格決定表原価計算表のコード、テキストのみ保持
T683S価格決定表: データ原価計算表のデータを保持
TKZU1間接費基準原価要素「定義: 計算基準」の原価要素の割当設定を保持
TKZU2間接費基準発生源「定義: 計算基準」の発生源グループの割当設定を保持
TKZU3間接費貸方「定義: 貸方」の設定を保持
T682条件: 検索順序
T685条件: タイプ
TKZSL間接費キー間接費キーのキー、テキストのみ保持
TCK14間接費グループ間接費グループと間接費キーの紐付けを保持

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