番号範囲について

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番号範囲とは

番号範囲は、コード体系をもつ項目の採番範囲を決めている。例えば、会計伝票の番号範囲は、伝票登録時の伝票番号を制御している。
※参考:【認定試験対策】財務会計(FI)3-1.会計伝票-伝票タイプ

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番号範囲が使用されている箇所については、以下を参照。

関連Q&Aはこちら。

テーブル構造

番号範囲テーブル:NRIV

データは、NRIV(番号範囲間隔)テーブルで保持している。オブジェクト名(OBJECT)で何の番号範囲かを指定する。例えば、会計伝票の番号範囲は「RF_BELEG」。

また、サブオブジェクト(SUBOBJECT)には番号範囲のキーとなる項目が入る。会計伝票の場合、サブオブジェクトには「会社コード」が入る。

項目名項目ID備考
オブジェクト名OBJECT何の番号範囲かを識別する項目。
例:会計伝票の番号範囲は「RF_BELEG」
サブオブジェクトSUBOBJECT番号範囲のキーとなる項目。
会計伝票の場合、「会社コード」が入る。
番号範囲の番号NRRANGENR番号範囲のコード値
終了年度TOYEAR
開始番号FROMNUMBER番号範囲の開始値
終了番号TONUMBER番号範囲の終了値
番号範囲ステータスNRLEVEL自動採番で最後に採番された番号。
次の自動採番で+1された番号が割当される。
外部採番EXTERNINDブランク:内部採番
X:外部採番
太文字はキー項目

内部番号割当と外部番号割当

伝票番号の採番方法に、自動(連番)で採番する方法と、手動(手入力)で採番する方法がある。自動(連番)で採番する方法を内部採番、あるいは内部番号割当という。手動で採番する方法を外部採番、あるいは外部番号割当という。

外部採番(EXTERNIND)でデータを保持している。

【例外】NRIVにデータを持たない番号範囲

「番号範囲」と名がついていても、NRIVテーブルにデータを持たない番号範囲が存在する。

何の番号範囲かテーブルテーブル名称備考
G/L勘定コードT077S総勘定元帳勘定グループ

番号範囲グループ

番号範囲によっては、番号範囲グループという項目でテキストを保持している。テーブルは、TNRGT(番号範囲オブジェクトグループのテキスト)。

番号範囲(OBJECT)一覧

以下に代表的な番号範囲を記載する。NRIVから番号範囲を検索する際に使ってほしい。

オブジェクト名何の番号範囲か備考
RF_BELEG会計伝票の伝票番号サブオブジェクトには「会社コード」が入る
DEBITOR得意先マスタのコード
KREDITOR仕入先マスタのコード
ANLAGENNR固定資産の資産コードサブオブジェクトには「会社コード」が入る
RK_BELEGCO伝票の伝票番号サブオブジェクトには「管理領域」が入る。
テーブル:TKA04に、番号範囲と業務トランザクションコードの紐づきを保持。
AUFTRAG指図番号のコードテーブル:TNRGTに番号範囲グループを保持
CO_ABRECHN決済伝票の伝票番号テーブル:TNRGTに番号範囲グループを保持
COPA_ISTPA伝票(実績)の伝票番号サブオブジェクトには「分析対象」が入る
COPA_PLANPA伝票(計画)の伝票番号サブオブジェクトには「分析対象」が入る

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